シミ・そばかす・肝斑(かんぱん)

シミの種類

医学的には多くの種類に分類されます
ただ単に「シミ」のように見えても、老人性色素斑(一般的なシミ)・そばかす・肝斑(かんぱん)・扁平母斑(茶あざ)・日焼け等の炎症後色素沈着など、医学的には多くの種類に分類されます。

老人性色素斑(一般的なシミ)

加齢に伴い、主に日光の当たる部位にできる輪郭のはっきりした茶色いしみです。
レーザー治療が効果的です。浅いものや膨らみがないものは、トレチノイン療法やフォトブライト(ライムライト)、もお勧めです。

そばかす

両ほほ、まぶた、鼻の上にできる薄茶の細かい斑点。遺伝性があります。
トレチノイン療法、フォトブライト(ライムライト)、レーザー治療(Qスイッチルビー)の、どの治療にもよく反応して治りやすいしみです。ただし、再発のコントロールをする必要があります。

肝斑(かんぱん)

両頬、額、上口唇などに左右対称に広がる濃いくすみ。陽に浴びたり、擦り過ぎ、妊娠やピルの内服などで色が濃くなります。
肝斑にレーザー照射(レーザートーニングなど低出力照射も含め)を行うと、色が濃くなったり、まだらになる場合があります。トラネキサム酸やビタミンの内服・外用、ハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬(塗り薬)を中心とした治療を行います。肝斑と同じ部位に、老人性色素斑やADM(後天性真皮メラノサイト―シス)が合併している場合は、肝斑のコントロールを行いながら、Qルビーレーザー照射を行います。
肝斑にもいろいろなタイプがあります。メラニン色素の沈着だけでなく、赤みが強いような例では、特にトラネキサム酸内服を併用することが有効な場合があります。
形成外科診療ガイドライン2021年版【肝斑治療】
実際の診療にあたっては、このガイドラインを参考にしながら、
皮膚の状態はもちろん、患者さまのライフスタイルなども考慮して治療方針を話し合い決定します。
肝斑治療 “推奨の強さと根拠”
1 A :4%ハイドロキノン外用、トレチノイン外用
1 B :トラネキサム酸の内服や注射、ビタミンCの外用
2 C :光治療(IPL)、低フルエンスQヤグ・アレキサンドライトレーザー
2 D :ピコ秒レーザー
その他のレーザーは、“なし D”に分類されています。
推奨の強さについて
1  : 強く推奨する
2  : 弱く推奨する(提案する)
なし : 推奨の強さを決められない
(推奨の強さは益と害のバランス、患者様の価値観や希望、負担、コストなどを考慮して決定されています。)
エビデンスの強さについて
A(強い根拠) :効果の推定値に強く確信がある
B(中程度の根拠) :効果の推定値に中等度の確信がある
C(弱い根拠) :効果の推定値に対する確信は限定的である
D(とても弱い根拠):効果の推定値がほとんど確信できない

やはり、肝斑治療は外用と内服から始めるべきです。

肝斑(かんぱん)、炎症後色素沈着(日焼け・熱傷、怪我、ニキビなどのあとにできるしみ)はお薬中心の治療を行っております。

虫さされあとや日焼け後の色素沈着

怪我のあとが黒くなった状態です。
怪我ややけどの時に出るいろいろな物質が、メラニン産生の原因となります。早めの治療を行えば、ほとんどの場合、シミは残りません。

刺青、タトゥー、アートメイク

皮膚に傷をつけて各種のインクや墨汁が真皮層にとどまっている状態です。
黒や青色では3回もしくはそれ以上のレーザー治療(Qスイッチルビー)でかなり目立たなくなります。残念ながら、ある種類の赤や黄色には有効なレーザー機器がないので、切除したり、削る治療がメインになります。小さいものなら切除して丁寧に縫い合わせることも可能ですが、この場合は傷が残ります。

ドクターより
「特にそばかすや肝斑は一旦治っても再発することが多いものです。
日ごろのケアを十分に行えば、再発を予防することができます。」

このような方に シミ・そばかすを取りたい
市販薬よりも確実な肝斑(かんぱん)治療をしたい
刺青を消したい など
所要時間・回数・期間など 治療法により異なります
施術について ご予約時にシミ・そばかす・肝斑治療ご希望とお伝えください
メイク : レーザーの場合は翌日から、フォトブライト(ライムライト)の場合は当日から可能
洗顔 : 当日から可能です
入浴 : 当日から可能です
効果持続期間 再発予防のケアが大切です(特に肝斑・そばかす)
Q.健康保険は使えますか?
異所性蒙古斑(青あざ)、太田母斑、扁平母斑(茶あざ)などはレーザー治療(Qスイッチルビー)による保険診療が可能です。3ヶ月あけると次回のレーザー治療が可能です。扁平母斑は2回まで、その他は5回まで保険適用となります。
Q.年をとるごとに手の甲のシミが数え切れない程多くなり、気になっています。
レーザー治療+アフターケアで治療できます。体の中でも手足は血行がよくない部分なので、お顔の場合よりアフターケアの期間が長く、約6ヶ月から1年以上です。
Q.シミ治療はいろいろな方法があるようなのですが、自分にあう方法(効果・予算)が分かりません。
診療でご納得いただけるまで十分な説明をいたします。お気軽にお尋ねください。茶色いものは浅いのでいくつかの方法があります。黒や青色のものは深いのでレーザー治療になります。
Q.日焼けをしているのですが、シミの治療はできますか?
日焼けが落ち着いてからの治療となります。
Q.妊娠しているのですが、シミ治療を受けられますか?
トレチノインを使用する治療は行いません。他の治療も、あわてず、時期を待ってから行いましょう。妊娠中は特に肝斑等が濃くなる事があります。
Q.接客業なので治療中目立つと困ります。
その方のライフスタイルに応じた治療法を考え、お話いたします。お気軽にご相談ください。
Q.何歳から治療を受けられますか?
あざは早めの治療が効果的です。未成年の方は親権者さまの同意が必要です。
Q.背中のシミも消せますか?背中をキレイにする方法はありますか?
レーザー治療を行います。治療した部分が他のお肌となじむのに、お顔の治療よりも時間がかかります(お顔より血行が悪いため)
Q.なかなか通院できないので、自宅でケアする治療法はありますか?
ございます。ただし、常にその方のお肌の状態を診察し最適な治療を行う必要がありますので、1~2ヶ月に1度はご来院ください。
Q.例えば1cm四方のシミだといくら位で治療できますか?
こちらのレーザー治療(Qスイッチルビー)料金表をご参照ください。詳しくは受付までお電話でお問い合わせください。
Q.これといった特定のシミに限らず、肌を白くしたいのですが出来ますか?
塗り薬がよいと思います。診察時に判断いたします。
Q.去年、虫にさされたあとが色素沈着しています。治りますか?
塗り薬(トレチノイン・ハイドロキノン)治療を行います。数年以上経過したシミについては必要に応じレーザー治療をいたします。
Q.毛細血管も気になるのですが…
フォトブライト(ライムライト)やヤグレーザーで治療できます。毛細血管の上にシミやくすみがある場合は、表皮を塗り薬できれいにしてから行うと、効果的です。
Q.自分のシミがレーザー治療(Qスイッチルビー)とトレチノイン・ハイドロキノン治療、どちらがよいかわかりません。
お肌の表皮レベルにある(つまり浅い)シミは、トレチノイン・ハイドロキノン治療もレーザー治療でもほとんどの場合、よくなります。深いシミやあざは、トレチノイン・ハイドロキノン治療を1ヶ月程度行ってから、レーザー治療を行うことがあります。簡単な見分け方は、茶色いシミはどちらでも効果的、黒や青色ではメラニンがお肌の深い部分の真皮にも存在するので、レーザー治療も必要です。
Q.肝斑が再発します…
肝斑は日焼けや女性ホルモンが影響すると考えられており、一旦きれいになっても、日頃のお手入れ(塗り薬やサプリメント、飲み薬など)は欠かせません。お気軽にご相談ください。
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